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竹林のゆとりブログ

山奥で生活し、日々の思いをつらつらと書くブログ。 IT、数学、アニメなど。

ワールトトリガーを読みなおしてみた。

ワールドトリガーを読みなおしてみた。

私のスペック

人に勧められ10巻まで一気読み。 その当時はジャンプらしく、しっかり戦う漫画だな。 面白いけど、まあ普通。完結したらまた読んでみようと思って、読むのをやめた。

きっかけ

あるブログでワールドトリガーの面白さが激白されているのを発見。 こんな風に思った、記憶全くないぞ。この目線でワールドトリガー見直したら相当面白いんじゃね?と思い、読みなおしてみた。

今回焦点を当てるのは以下の3点

  • 組織の上側の存在と役割
  • 主人公の弱さ
  • 集団戦の面白さ

なのでそれらについて解説したいと思います。

組織の上側の存在と役割

印象的だったのが、10巻のスピーチのシーン。主人公をスケープゴートにするシーン。 非情でありながらも、政治的な判断として納得できる点が気に入りました。 人間はストーリを求めるもので、なので、そのストーリをどこに考えるかが重要です。 記者の想定が『C級がこんなに奪われた→ボーダーが悪い』であったため、 『C級がこんなに奪われた→ボーダーが悪いのではなく、ルールを犯し、暴走した隊員が悪い』を落とし所に考えたボーダー。 その理屈もわかる反面、記者会見の流れを元に『C級がこんなに奪われた→奪還しに行く、そのためにさらに力とお金を求めている』 に転換した戦略。こずるくも理屈的、論理的であり、まさに組織の論理でした。

まさか、ジャンプでこんな政治的な話をする漫画があると想像もしなかった。

主人公の弱さ

13巻ずるすぎますね。主人公の成長を全否定する。

お前は弱いのだから自分が少し努力するだけで、強くなり、世の中を変えられると考えるのは間違っている。 こんなことになる主人公いますか?

最終的には、すごく強くなるのではないかと予想しますが、個として強くなることを肯定せず、 勝つためにチームとして、具体的な戦略を思い浮かべろと言われるの漫画はこれしかないと思います。

気合で強くならない分、パワーバランスが崩れないところが読んでいて、緊張感があっていいですね。 理不尽さがない。気合だけでどうにかなる漫画ではないと分、戦略的に対応するので、読み込む面白さがあります。

集団戦

まるで将棋のよう。 各人がポジション取りを意識する漫画だと、それをネタに想像できるだけで相当おもしろいと思います。 個の強さ対数の強さ、役割対役割など、集団でないとできない話をいかしています。

総合評価

読みなおして、こんなに面白いんだと初めて気づきました。 昔は気づけませんでした。

気づけなかったことに対する考察

問題はなぜ、最初に読んだ時に気づけなかったかです。それを少し考察したいと思います。

ジャンプ作品であること

ジャンプの敵は気合、根性で乗り越えるものです。 理屈よりのバクマン。だって気合じみた特訓をするし、まして戦闘系の作品はだいたい気合と気持ちの動きで魅せるものです。 地道かつ緻密な戦略で構成される要素があると思って読まずに、戦闘の爽快感や緊迫感を中心に読もうとしたせいで、設定に意識がいかなかったことが1つの原因です。

作者の絵の問題

作者の絵は比較的かわいい感じの絵です。そのため、見た瞬間には知的なことをやると思えなかったこと。 実際、読みなおしてみて思いましたが、作者は表情をうまく表現するのが苦手なんではないでしょうか。 セリフから読み取れるものが表情から読み取れないので、見た感じで戦略的に思えなかったのです。

ここから思うこと

人間のファーストインプレッションは怖いなって話。 この2つの理由から、戦闘の爽快感を味わう漫画なんだろと決め付けをしてしまいました。 実際それでも面白いから、気づけなかったことも問題でした。

これは、わかった気にさせることの重要性を暗示してるのかもしれませんね。気をつけていきたいと思います。

最後に

ワールドトリガー面白いので、ぜひぜひ読んでみてください!