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竹林のゆとりブログ

山奥で生活し、日々の思いをつらつらと書くブログ。 IT、数学、アニメなど。

グリザイア考察~みちる編~

書く内容

グリザイアシリーズで、みちるルートとみちるについて印象に残っていること

  • 基本キャラ設定(前提)
  • 金髪ツインテールツンデレか問題
  • ストーリのうまさ
    • 好きになるきっかけの納得感
    • 問題の発生する展開の納得感
  • 心の傷(傷の重さと共感)
  • 乗り越え方(納得感と気持ちよさ)
  • 果実以降のみちる(それ以前との違い/疑問点)

キャラの基本設定

究極のバカ。そして、自称ツンデレの金髪ツインテール

バカすぎて、ちょっとウザいけど、本来ツンデレだったわけではなく、バカなりにいい子だろうぐらい。

実は、心臓病を昔患っており、心臓移植?により一命をとりとめた。 以降、臓器提供者の人格と共存しており、その人格をもう一人のみちると呼ぶ。

画像

金髪ツインテールツンデレ

ツンデレを演じるために、金髪ツインテールにしているみちるをみて、本当に金髪ツインテールツンデレなのか考えてみた。 自分が思うキャラを書いてみた

キャラ名 ツンデレ 金髪ツインテール
花鳥 玲愛
芳野さくら
沢村・スペンサー・絵里々
三千院ナギ
フェイト・テスタロッサ ×
ルイズ ×
シャナ ×

まとめた結果でみると、ツンデレ≒金髪ツインテールというのは正しい。

ストーリ展開のうまさ

好きになるきっかけ

失礼な話だが、みちると雄二の間に恋愛感情が生まれるのは本来ありえない。 みちるは、不器用すぎ、人に本当の意味で近づくことを恐れているため、雄二を好きになる程距離を縮めるきっかけを作らない 一方、雄二は自分から相手を好きになり、行動するタイプでなく、自分からみちるを好きになるきっかけを作らない だから、この二人には恋愛感情が芽生えない。それを、『もう一人のみちる』を使って、解決する。 もう一人のみちるが雄二を挑発して、キスをする。 そのキスが理解できなくて、話をふった結果、バカなみちるは話を理解せず、なりゆきで雄二にキスされる。

このキスをきっかけに不器用かつ真面目なみちるは雄二が行為に至った理由を考えすぎ、意識し始める、。 バカかかつまじめなみちるの特徴をうまく活かし、本来ありえないはずのことを偶然をきっかけに発生させており、素直にうまいと感心した。

問題の発生の仕方

ささいなきっかけから、大事にしていた猫を失ったみちる。 過去の失敗体験も相まって、自分のように不器用な人間は、大事なものは必ず失うと思い悩んでしまう。 さらに、器用に立ち回れるもう一人のみちるであれば、こうした問題は起きないという確信を持っている。 だから、もう一人のみちるにすべてを任せ、自分が死ぬことを決意する。

この心の動き納得してしまう。自分も真面目かつ不器用な人間なので、この心の動きが手に取るようにわかるのである。 他の人がよりうまくできるなら、それに任せるべきだと思い、自分のしたいことをあきらめる。まして自分の大事なものを与えてしまう。

この苦しみとリアリティは自分にとって笑えない。

心の傷

このみちるには心の傷として3つある。

  1. (自分を大事に思う人の)期待に応えられないこと
  2. 友達の死
  3. もう一人の優秀さ

期待に応えられないこと

親はみちるを愛し、育ててくれたが、自分の異常すぎるほどのバカさのために、何も結果がでなかった。 愛してくれているが故に、みちる以外に原因を求めてしまう親、原因とされた教師側のみちるに対する厳しい扱い

誰も本来悪くない。何より、全部、自分がバカだからこんなことになってしまったと説明できることが非常につらい。 さらに、心臓病を患い、体も満足に動けなくなる。

自分にいいところは何もなく、悪いところだけがどんどん増えていく

友達の死

ボロボロのみちるには死ぬことを考え、屋上に向かう。 そんな折、屋上で一人の少女と友達になる。 しかし、そんな初めてできたみちるの友達は、自殺してしまう。

もう一人のみちるの優秀さ

心臓病の手術をした後、みちるには、もう一人のみちるともいうべき別人格が生まれた。 しかも、もう一人のみちるは優秀で、親の期待に応え、友達を作り、自分が頑張ってもできなかったことを簡単にやってのける。 そして、周囲はみちる自信をもう一人のみちるとしてとらえるようになる。

本来のみちると話したときは、何か調子が悪いと認識される。

今まで、欲しくても手に入らなかったものが自分以外なら手に入ると証明され、まさに自分に自分の存在を否定されたのである。 もう一人の自分がいたほうが世の中幸せになる。自分ができることは何もない。それを証明してしまったというつらさ 人に負けて悔しい、でも、負けてもアイデンティティは奪われない。今回はその負ける人が自分であるために、存在価値を完全に奪われる。

不器用すぎてうまくいきれない人間なら、どんどんみちるに共感してしまう。

普通できることができないことのつらさって半端ないよね。俺だって

  • 衣食住に興味がない自分
  • 普通とうまく噛み合えない自分

このつらさを味わったことがある。集団の中の孤独が一番つらいとは誰が言ったか忘れたが、それぐらい、コミュニティにおける一人とはつらい。 そのつらさがあまりにもリアルに納得できてしまう、この心の傷はどうしても忘れらない。

普通ができないなら、代わりに何かを特化させればいい。それをベースに戦うということができたらなんとか生きていける。 そう私は割りきりましたが、みちるは割り切れないでしょうね。自分じゃない人がやった方がうまくいく。 そうすることで、どうしても欲しかったものが手に入る。なら、自分はいない方がいいんじゃないか。 いてもいなくても変わらないじゃない、世の中にいなくてもいいとすら思ってしまうわけです。

特化させられる何かがないのは悲しいものです。

解決案のカタルシス

まだ生きていたい。その欲望があるはずだという想いにかけ、みちるが死んだことにする。

みちるを世間から隔離し、生きるか死ぬかを選択させる。

社会的価値という観点では、死んだほうがいいと結論づけたみちるに対し、自分という軸観点で、死んだほうがいいかを聞いているのである。

  • 生きていたいという本能的欲求
  • 雄二が好きだという意志、
  • 美浜学園の仲間からの愛情の深さ
  • 自分の仲間を愛してる気持ち

これらを考えて、最終的に生きることを自ら選択するみちる。

そして、みちるだけでなく、もう一人のみちるの問題も解決する。 心残りとなっていた親に会い、今までの感謝を間接的に伝える。

過去はつらいが、現在は苦しみから解放され、今後を期待して生きていたいと思わせるハッピーエンド。

特殊すぎる自分たちだから、問題は起きるかもしれない。 でも、この仲間となら、何が起きても大丈夫なはずだ。そんな気持ちで物語は終わる。

これもすごくよくわかる。結局一人であっても大事な仲間、大事なものがあれば、それを糧に生きているんだよな。 つらいときに頼れるものがあることは本当に自分の心の支えになってくれる。

今後の課題

  • 果実以降のみちるの話
  • ツンデレを求める理由