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竹林のゆとりブログ

山奥で生活し、日々の思いをつらつらと書くブログ。 IT、数学、アニメなど。

グリザイアの果実考察

アニメ/漫画/ラノベ/ゲーム グリザイア

ゲームタイトル

グリザイアの果実の意味

自分は聖書に出てくる、イブが食べたりんごをイメージしていた。 純粋過ぎた少女たちが、禁じられた果実を食べてしまい(≒隠されていた真実を知る)、神様から嫌われ(≒世の中、周りから否定される)、心に傷を持ち、世界のはしっこで生きている。

しかし、タイトルについて調べてみると、『灰色』を表すフランス語が起源だそうです。 心の傷を灰色にみたて、心に傷を持った少女ちたちという意味だそうです。

ただ、迷宮や楽園は灰色なのかと思うと悲しいですね。『禁じられた』などの意訳をしたくなります。

全体的な世界観

お金や才能などが飛び抜けすぎたがゆえに、普通の人たちに囲まれた世界では生きられず、苦しい思いをした少女たち。 そんな傷を負った少女たちだけが暮らす特殊な学園での学園生活です。

全員が明らかに普通じゃない。 能力的に一番普通なのは天音ですが、それにしても主人公を可愛がりすぎて気持ち悪い。 料理も料亭の娘ということで、非常にうまい。 つまり、超人クラスが一番普通という異質な世界。

そこに、最強の主人公が登場する。 PCゲームでは珍しい最強系主人公。個人的にはPhantomとCROSS CHANNELの主人公の中間に位置する。 そんな異常すぎる少年少女たちが『普通』を夢見てくらしています。

このゲームでは主人公が美浜学園に転向するところから、ヒロイン達を救うところまでが描かれます。

長過ぎる日常パートとゲームの構成

前半の日常パートはびっくりするほど長いです。 それも、魔法使いの夜のように一本道なのかと勘違いするほど、選択肢が出てこない。

逆にフラグの作成は単純。ヒロインと親密感が増す雰囲気の出てる話で選択肢が出てきます。 そこにYes/Noで返すのみ。

たくさんの選択肢からフラグを特定する楽しみはないが、どのルートに入るかがわかりやすく、ストーリに没入しやすいものとなっています。 また、楽園に繋がる話ですが、トゥルールートは全員を救うハーレムルートで、それを実現するには、ヒロインを分ける必要がないと考えるべきだったのかもしれません。

日常パート、大事な伏線があったのではないかと疑っていますが、まだつかめきれていません。 単純にたくさんのアホなシーンがあって楽しかったことは覚えていますが…

また、文章の傾向として、場面の最初に主人公が地の文で何か詩的なことを書くところから始まるのは新しいけど、面白いと感じました。

毎回話が飛ぶ上にで一つ一つが数珠つなぎになっているわけではなく、パズルのピースのようにつながっているものなので、そのパズルの切れ目としても機能していたように思います

日常パートで一番印象に残っているのはみちるの髪の毛を染めるシーン。 こんな頭がおかしくなるほど痛いなのか…というか地毛は何色なんだ。 いや、こいつ馬鹿だから、本当はもっと楽にできる方法があるのにもかかわらず体を痛めているんじゃないか。

たかだか、髪の毛を染めるだけで、あれほど意味不明かつ暴走できるみちるがすごく好きです。

ヒロインの選択肢の順番

まきな ⇒ 天音 ⇒ さち ⇒ みつる ⇒ ゆみこ

主人公に心を許す順番を表しているんじゃないでしょうか そう思うと面白いですよね。

後半のシリアスシーン

各ヒロインの傷にふれ、真剣に悩み、最後にはその心の傷を助ける。 主人公が優しいのです。 由美子シナリオはあっさりかってしまい、全体的は不整合感はありますが、それも気にならないほど心の闇をうまく表現できていたかと思います

全ヒロインその展開で面白いというのが素晴らしい 傷の種類も少しずつ違う。異常すぎる能力を持っていても

  • もともと人から愛されておらず、愛のわからない少女
  • 愛する人を目の前で失い心が壊れた少女
  • 自分のせいで愛す人を失った少女
  • 目の前で人が壊れていく様をみた少女
  • 愛する人を守れなかった少女

ただ、こうしてまとめてみると愛と友情がテーマなのでしょうね。

それをより深くしたい。心に傷を負った少女たちが救われていく様をみて、あぁよかったと安心したいのか。 世界は幸せなんだという気持ちに浸りたいのか。それとも人間みんなどこかが壊れているけど、そういう人たちだって必死に今をいきていけると言っているんでしょうか

それはまだ僕には答えが出せませんが、考えたいと思います。

このゲームをプレイして、心に傷はつけられました。全ヒロイン悩み苦しみ、その最後に暴走してしまうのです。 能力は関係ない。結局彼女たちがいびつなのは異常なことができてしまう心理状態と心の傷にあるのです。 そこまで暴走できてしまう背景に力があるんであって。 お金がありすぎ、心がまっすぐすぎたが故に孤立したヒロイン・ 過去の自分の失敗をを責め、他人に従うことを良いことと考えたヒロイン

皆心に傷を持って、それを抱えながら生きている。それを救うことでカタルシスを得る。 そういうストーリです。能力はその傷を過激にするスパイスであって本質的には能力は関係ないのでしょう。

声優

豪華過ぎません? 名前をみて、一色ヒカルや、やなせなつみがいておおと思っていたら。 水橋かおり清水愛がいるんだもんな。特に、清水愛の演技が最高に好き。 「この小嶺幸」というセリフだけでいいなとなれるってやばいと思った。