読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

竹林のゆとりブログ

山奥で生活し、日々の思いをつらつらと書くブログ。 IT、数学、アニメなど。

君の名は。

今日、雨が降っていました。

私は、雨から自然に連想してしまう映画があります。 そう、言の葉の庭です。

言の葉の庭は、雨の描写が画期的で、これより美しい雨を見たことがありません。

なんとなく懐かしくなって、言の葉の庭の情報をWebで検索してみると、 言の葉の庭の、新海誠監督が新しい映画作って、公開していることに気づきました。

それが、今回のタイトルでもある君の名は。です。

というわけで、新海誠監督の最新作品、君の名は。をみてきました。

あらすじを軽く最初に説明するので、ネタバレがいやな人はそこで引き戻してください。    

あらすじ

主人公は遠く離れたところに住む二人の学生。 一人は、村のしきたりを大事にする一方、東京に憧れ、都会的な生活をしてみたいと願う女子高生。   もう一人は、都会での生活に流されつつも、自分の正義感を貫く一生懸命な男子高校生。

この二人が、どういう訳か、朝起きたら入れ替わっているのです。 本来出会うはずのない二人が出会い、そこから何が生まれるのか。 その甘酸っぱい少年少女のお話です。

       

二人の気持ちが近づいていく姿

せっかくの憧れの先輩とのデートもどこか上の空だったり、 思わず会いに行ってしまったり…。

最初は嫌なはずだったのに、だんだんと相手のことを信用し、意識していく その変わっていく様が非常にきれいでした。

女の子が気づいてもらえなくて、髪の毛をばっさり切るのも非常にかわいいです。

どちらも生活の変化を肯定的に受け入れ、お互いのことがどんどん好きになっていく。 そんなある時、そう、1200年ぶりに巨大な隕石が見れる日。これを境に、二人は全く入れ替われなくなる。

こらえきれなくなって会いに行った男子高校生。 そこには信じられない光景が…。なんと3年前にこの街は潰れたというのです。 そして、街と一緒に死んだ子に恋をしていたのです。

単なる入れ替わりにみせかけて、実はタイムパラドックスだというところがストーリの肝です。

この前ふりから自然に想像できると思いますが、結局、 一日時間を巻き戻し、未来を変え、世界は救われます。

ただ、本来交わらないはずの二人。夢のようないれかわりの間の記憶はすぐに失われます。 好きだったのに、あんなに好きだったのに、名前すら思い出せない。

名前すら思い出せなくても、自分の中にあった感情だけは忘れていない。 出会った瞬間に、好きだったことを思い出せる。

最後、二人が出会うところでこの映画は終わります。

ハッピーエンドでめでだし、めでだし。

なんとハッピーエンドなんですね…。

新海誠作品といえば、とても鋭い切り口で、一気に視聴者の心を突き刺す作品です。

言の葉の庭も秒速5cmも日常社会の無常さを主張し、自分の歯車感を思い知らされるような作品でした。

そして同時に、恋の一瞬の淡く切ない感情を書いていた作品でした。

新海誠作品は雰囲気的に切なく終わるように見えるんです。 現実や時間におしつぶされていく人間らしさが描かれている。

だから今回も

あの頃、あいつが好きだった。今はもう名前さえも思い出せない。 君の名はなんだったんだろう。あの頃はどうしてあんなに無茶な行動ができたんだろう。 でもそんな思いも現実にいつかは塗りつぶされていく。

みたいな終わりを妄想してました。

それが、今回、世界を変えて、まさかのハッピーエンド。

想定との食い違いがなかなか受け入れられませんでした。

時代を超えた赤い糸は、それほどまでに強力だということなんでしょうか。 それとも、にわかの浅い読みを外しにいったということなんでしょうか。

わかりません。もう一度ぐらい映画をみて考えを深めたいと思います。

ひとまず、彼らは不器用なりにも、再び出会えました。

奇跡の続きを得られたのです。彼らに幸せな日々が訪れることを期待しています。