竹林のゆとりブログ

山奥で生活し、日々の思いをつらつらと書くブログ。 IT、数学、アニメなど。

『逃げるは恥だが役に立つ』を読んでみた

お久しぶりです.
1月程何もしていませんでしたが,年末なので3本ぐらい記事をあげます.

今回は『逃げるは恥だが役に立つ』の感想です.

ブームから遠い自分にも伝わる程ブームだったようで….

ブームになった原因も知りたくて一気に漫画を読みました.

前提として言うと,僕はこの漫画全然おもしろく読めませんでした. なので,なぜ面白く読めなかったのかについて 考察してみようかと思います.

面白くなかった理由

『面白くなかった』を正確に言うと,『心に響かなかった』です.

読んでいて,ストーリは流れていくのだけれど,心が全然動かなかった.

何を面白いと思って読めばいいのか見いだせないまま,最新8巻まで読み終わりました.

そうなった理由を挙げます.

設定の違和感.

1話を読んだ時から思っていたんですが,『みくり』さんスペック高すぎじゃないですか?

  • 問題発見
  • 解決策提案
  • 実際の行動

これが実際にきっちりできている. 第1話ですら,今の仕事を継続できない理由から, 対策を考え,偽装結婚という解決策を実際に提案している.

このスキルがある人が定職につけないという設定がありえないと思うんですよ. 引く手あまたとしか思えない.

そのせいで,この物語の世界観がありそうな世界じゃなくて, 物語に合わせたご都合主義の世界に見えてしまったんですよね.

優秀すぎるヒロインが仕事スキルはあるが,恋愛が苦手な,ステレオタイプの理系男性と の出会い方は設定の見せ所だと思いますが,

この作品ではその設定が無理やり作り出したかように見えてしまった.

だから,一歩引いて分析的に読んでしまい,面白い,どうなるんだろうワクワクという気持ちで 読めなかったことが原因に思います.

テーマ

この物語で時間を割いているのは, 『仕事と恋愛がうまく両立できず悩む女性』がどうやったら幸せな恋愛生活を送れるのです.

男性側もいろいろ言ってるシーンもあるけど,あまり深堀りされていません.

例えば,『平匡』が

  • 過去どんな人を好きだったのか
  • 恋愛からどう逃げてきたのか

は語られていません.

もっと言えば,『みくり』をなぜ好きなのかもわかりません.

逆に,女性側の話

  • お金をどうやってもらうか
  • 結婚後の生活
  • 子供

は何度も話が出てきていた.

自分は恋愛,結婚という行為を今後を見越した契約だと思っているので, 『まぁ悩むだろうな』は想像できるし,リアルな葛藤は経験がないために 共感しきれなかったのだと推察します.

考察

僕が面白いと思わない理由は上で十分ですが,この作品は非常に受けた.

それは『仕事と恋愛の両立で悩む女性』というこの作品に共感する層が 非常に増えているということなんだと思います.

身の回りだと,博士課程の女性の結婚/出産問題や研修女医の労働問題は聴いたことがあるぐらいでした. 博士や医者という世界自体が小規模なので, まだまだローカルな問題だと思っていましたが…,認識が違っていそうですね.

真剣にシステム面から結婚,労働を考察して,制度を変えていいべき時代が来ているのかと思います.

これから10年で結婚,出産,労働という概念がどうなるのか気にしておきたいところです.

今回はこんなところで.

このあたりをシステム的にまとめたい欲にかられているので,今度まとめてみます.